あなたのキャラシで性格診断
- オールト

- 6月11日
- 読了時間: 6分
【プロローグ】
おや、こんな所に誰かのキャラクターシートが落ちていますね。
ソード・ワールド2.5を遊んでいたのでしょうか?少し見てみましょう。
Aさんのキャラシ:人間/男/13歳
幼い頃に父親が母親を殺して逃亡したため一時期は孤児として路地裏で生活していた。空腹の限界に達し倒れた時に運よく冒険者に拾われ、孤児院に預けられた。孤児院ではあだ名で呼ばれている。
現在は冒険者となり、母の仇を討とうと父親の行方を追っている。乱暴な口調だが人の善意は信じている。
Bさんのキャラシ:人間/男/17歳
自分を産んだ時に母が亡くなっており、父親一人で育てられた。貧乏で栄養が足りなかったため小柄で体が弱く、虐められていた。
しかしある時彼は自身に魔法使いとしての適正があることを知り、冒険者を目指すことにした。いつかあのいじめっ子たちを見返して、お父さんに立派な背中を見せるのだ、と。
Cさんのキャラシ:グラスランナー/女/13歳
歴史や伝記、それも英雄と呼ばれる強者に強い興味を持っており、自ら戦場に赴き食事も忘れて必死にメモを取る。「記録魔」などと言われたりすることもあるが、まるで意に介さない。
英雄譚を書き続けるうちに自分もその英雄になることを志すようになった。「最強の英雄を倒す」ことが目下の目標である。
どれも個性豊かな、三者三様のキャラシですね。この3人がどんな冒険を繰り広げていたのか、想像が膨らみます。
しかし皆さん、この3枚のキャラシには『とある共通点』があることに気がつきましたか?
~シンキングタイム~(ここでTRICKのBGMが流れる)
実はこの3人のキャラクターは、すべて『同じ経歴表から作られている』のです。
経歴表(及び冒険に出た理由表)は以下の通りです。
・空腹のあまり失神したことがある
・異性の家族がいない
・恥ずかしいあだ名を持っている(いた)
・倒したい相手がいる
人によっては拾っていない要素があったり、少し解釈を変えて要素を盛り込んでいたりしますが、改めて確認してみると納得できるかと思います。
同じ前提条件でも、人によってこんなに差が出るとは、驚きですね!
……さて、茶番はこのくらいにして、本題に入りましょうか。
あなたも知りたくないですか?キャラシから見える『その人の内面』を。
【キャラシ性格診断について】
では、先ほどお見せしたAさんのキャラシをもう一度見てみましょう。
言い忘れていましたが、あの3枚のキャラシは、実際にTRPGをプレイしている友人たちに書いてもらったものです。
今度は『過去・現在・未来』のどれについて言及しているか、に注目してください。
Aさんのキャラシ:人間/男/13歳
幼い頃に父親が母親を殺して逃亡したため一時期は孤児として路地裏で生活していた。空腹の限界に達し倒れた時に運よく冒険者に拾われ、孤児院に預けられた。孤児院ではあだ名で呼ばれている。
現在は冒険者となり、母の仇を討とうと父親の行方を追っている。乱暴な口調だが人の善意は信じている。
このキャラシは、PCの過去についての大部分を占めており、現在と未来については一文程度と少なめ。今後の目的についても自らの過去に大きく影響されたものになっており、キャラクターの過去についての設定をベースとして考え始めていることが伺えます。
つまり、キャラクターの『過去』を重視するプレイヤーであると言えます。
このようなプレイヤーは、予めキャラクターのバックボーンを綿密に考え、「そのような過去を背負った自キャラ」そのものを愛好する傾向がある、と私は分析しています。
ちなみに、このプレイヤーの好きなシステムは『永い後日談のネクロニカ』です。さもありなん、という感じがしますよね。
お次はBさんです。サクサクいきましょう。
Bさんのキャラシ:人間/男/17歳
自分を産んだ時に母が亡くなっており、父親一人で育てられた。貧乏で栄養が足りなかったため小柄で体が弱く、虐められていた。
しかしある時彼は自身に魔法使いとしての適正があることを知り、冒険者を目指すことにした。いつかあのいじめっ子たちを見返して、お父さんに立派な背中を見せるのだ、と。
Aさんのキャラシと比べると、過去・現在・未来が同じくらいの分量で記述されており、今後の目的は過去・現在の両方に影響を受けているように見えます。
このプレイヤーは、特定の時期に偏らず、年表のように広い時間軸でキャラクターの個性を説明しようとする『バランス型』のプレイヤーであるといえるでしょう。
このようなプレイヤーは、ロジカルにキャラクターの性格を組み立て、一歩引いた視点でキャラクターを動かしていく傾向があると考えています。
ちなみに、このプレイヤーは昔の私です。
最後はCさんのキャラシですね。
Cさんのキャラシ:グラスランナー/女/13歳
歴史や伝記、それも英雄と呼ばれる強者に強い興味を持っており、自ら戦場に赴き食事も忘れて必死にメモを取る。「記録魔」などと言われたりすることもあるが、まるで意に介さない。
英雄譚を書き続けるうちに自分もその英雄になることを志すようになった。「最強の英雄を倒す」ことが目下の目標である。
今度は打って変わって、キャラクターの過去についての言及が一切なく、現在と未来に関する記述に集中しています。
このプレイヤーは、現在の性格や好きなことを軸に、今後の目的を考えており、過去に対するアプローチはほとんどありません。『現在・未来型』とでも言うべきでしょうか。
このようなプレイヤーは、そのキャラクターの性格や趣味嗜好などの明確な現在の行動指針を持ち、それをもとにキャラクターを動かしていくことが多いです。
ちなみに、このプレイヤーは上の空文庫の片割れ、こたつ君の過去の姿です。
【まとめ】
そんなわけで、キャラシから見る性格診断のコーナーでした。
あなたのキャラシはどのタイプでしょうか?もしかしたら、どれにも該当していないかもしれません。キャラシ性格診断はまだまだ未開拓です。あなたや周囲の人のキャラシを見て、より詳しく分析してみてください。その人の新たな一面が見えてくるかもしれませんよ。
では最後に上の3人と同じ条件で作った、Dさんのキャラシを見ながらお別れといたしましょう。
ご閲読ありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。
Dさんのキャラシ:タビット/男/31歳
その男はギャンブルで金を使い果たし空腹のあまり倒れそうになっていた。
そんな姿を彼は近所のガキに馬鹿にされる。プライドだけは一丁前の彼はバチバチにキレ、勝った方が何でも言うことを聞く事を条件にした決闘を申し込んだのであった。
ーその日から、その男の二つ名は“うんち”となった。




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